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おどろいた。

いつもラジオから流れてきた聞き馴染みのあるその声が、そのまま、自分の携帯電話の受話器から名指しで語りかけてくる。

戸惑い、おどろいた。




昨夜遅く、突然、見知らぬ番号の携帯電話から電話が入った。

誰だろう?と思いながら通話ボタンを押すと「はじめまして、ムラカミノブオと申します」と、その声の主は名乗った。

ん?

まだあったことも無いのに、まるで旧知の知人のように耳に染み付いたその声色と、その声に唯一ぴたりと符合するお名前。

なんと。元NHKアナウンサーの村上信夫さんだ。

僕はNHKラジオ第一放送が好きで、特に車で地方を移動中にはカーラジオをつけっぱなしにしているのだけれど、そのラジオ第一の朝の看板番組「ラジオビタミン」のメインパーソナリティを務められていた村上さんその人の声が、自分の携帯の向こうで、僕に向かって話しかけている。

おどろいた。

声の印象、声の「作用」とは不思議なものだ。

村上さんの声は、一番組ファンの僕にとっては、不特定多数に向けて発せられた「一方通行の声」「一方的に届けられる声」として、そのようなキャラクター(役割)をもつものとして、繰り返し繰り返し耳の奥に刻みこまれてきた。

それが突然、「個人として」の「対話のための声」として、直接こちらに差し向けられている。

その声の役割の劇的な変化に、僕は虚を衝かれ、しばし混乱した。

あーびっくり。



さて、気を落ち着かせてお話を伺えば、村上さんは先日ある場所で拙著「森のいのち」を読み、内容に共感を覚えてくださり、あるイベントの中で朗読してくださったのだという。

その時の様子が村上さんのブログにアップされていた
http://ameblo.jp/nobu630/entry-11326061009.html

じつにありがたいことだ。なんと嬉しいことだろう。

で、村上さんは、そのご報告と、今後ご計画されているあることに対する承諾を得るために、わざわざ連絡をくださったのだ。

その丁寧で真摯な態度に、僕は多いに感銘し、感謝の念を深めた。

村上さんがお話くださった話の詳細はいまここには書けないが、また後日この不定期日記で何らかの情報をお伝えすることができるかもしれない。

そのようになるといいな。どうぞお楽しみに。





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